方針
雙日グループは、サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)において、下記を掲げています。
テーマ | 內容 |
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持続可能な資源*の開発?供給?利用を追求する。 省資源化、適切なエネルギーミックスの提案、資源の安定供給に取り組む。 *エネルギー資源、鉱物資源、食料資源、水資源、林産資源、水産資源などを含む |
雙日グループ環境方針
雙日グループは、グローバル企業として、地球環境問題を経営上の重要な課題の一つとして認識し、持続可能な社會の実現に向け、事業活動において環境保全および汚染の予防に取り組むとともに、環境性能の高い競爭力ある事業を推進します。
4. 省資源および廃棄物の削減?リサイクル
エネルギー?水の節減をはじめとした省資源および廃棄物の削減?リサイクルに取り組みます。
6. 持続可能な資源の追求
資源の安定供給や、適切なエネルギーミックスの実現に向けた取り組みを推進します。
関連方針
目標
サステナビリティ 重要課題 |
サステナビリティ 目標 |
事業領域 | 取り組み方針 |
資源 | 將來、需給がひっ迫する恐れがある資源の生産?供給 | 食料資源 | 食料の安定生産?品質確保に欠かせない肥料製造?販売事業、および肥料プラント建設事業を中心に、將來の人口増加を見據えた食料資源の確保に貢獻する。 |
水資源 | 水資源の需要拡大が想定される新興國を中心に、生活水を安定供給する事業の組成?拡充を目指す。 | ||
水産資源 | 水産事業にて培ったノウハウを活かし、人工孵化した稚魚を成魚に育てる『完全養殖』に挑戦していく。 | ||
林産資源 | 2020年度までにトレーサビリティが確認できる調達木材の取扱いを100%にすること、及び將來的に、トレーサビリティに 加え、環境?社會面にも配慮した森林管理の適切性が確認できる調達木材の取扱い100%の達成を目指す。 |
體制
サステナビリティ委員會は、サステナビリティに関する全社方針や目標の策定、それらを実踐するための體制の構築、整備、および各種施策の推進とその狀況のモニタリングを行うことで、雙日グループのサステナブルな成長を支えることを目的としています。
専門部署であるサステナビリティ推進室が、サステナビリティ委員會の事務局となり、グループ內の関連部署と連攜し、雙日グループのサステナビリティに関する取り組みの推進に努めています。
サステナビリティ委員會における討議內容
雙日は、全社的に取り組むべきテーマとして、『人権』、『環境』、『地域社會』、『資源』、『人材』、『ガバナンス』の6分野から構成される『サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)』と、取り組むべき施策を設定しています。このテーマと施策の設定に當たっては、2030年までの達成を目標とするSDGsをはじめとした國際規範も參照し、気候変動分野を含む『環境』など、當社の事業に関連する長期的な課題を選択しています。
サステナビリティ委員會で討議されている具體的な施策としては、「環境?社會リスクへの対応」「気候変動対策」「サプライチェーンCSRの推進」「木材調達方針の推進」「ESG開示」「環境ISO」「社會貢獻活動」などがあります。
サステナビリティ委員會による管理と、監督を行う取締役會への報告
雙日グループが展開する事業においてさらされるさまざまなリスクについては、「リスク管理基本規程」に則り、分類?定義され、年度毎にそれらリスクに対する「リスク管理運営方針?運営計畫」を取締役會にて決議しています。(詳細については、こちらをご參照:
リスク管理)これらのリスクの內、気候変動に関連するリスクを含む『環境?社會リスク』については、その対応方針や施策について、サステナビリティ委員會で討議し、経営會議および取締役會に報告し、実行されています。
2020年7月1日現在
*代表取締役
委員長 | |
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委員 | |
オブザーバー | |
事務局 |
モニタリング方法
雙日では、環境マネジメントシステムとしてISO14001を採用しています。一般的にはISO14001の管理対象は『環境』に関する活動ですが、雙日では、その管理體制や情報伝達ルートを活用して、『人権』や『地域社會』など、『サステナビリティ目標』の進捗狀況を広くモニタリングし、サステナビリティ委員會に定期的に報告しています。
雙日の環境マネジメントシステム 體制図(ISO14001)
リスク評価(木材調達関連)
約1500社ある雙日グループの木材関連の仕入先の內、原産地のカントリーリスク(*1)が高い國の木材、または雙日グループの仕入金額が大きい仕入先の木材を特定(*2)。特定した木材に対し、WWF ジャパンの監修(*3)のもと、「①原産地までのトレーサビリテ?!工?、環境?社會へ配慮した「②森林管理の適切性」を確認しています。
- *1:カントリーリスクには、腐敗や汚職に対して取り組む國際的な非政府組織であるトランスペアレンシー?インターナショナルが、毎年公開する公務員と政治家の腐敗度合を國際比較し、國別にランキングした腐敗認識指數(Corruption Perceptions Index)を採用しています。
- *2:カントリーリスクが低いと判斷されている國の木材は除外。但し、當社が方針に照らして確認が必要と判斷した木材は対象に含めています。尚、既存の仕入先のみならず、新規の仕入先についても対象としています。
- *3:「①原産地までのトレーサビリテ?!工?、環境?社會へ配慮した「②森林管理の適切性」を確認するツールとして、WWFジャパンの『林産物調達チェックリスト』の使用の推奨を受け、採用しています。また、同リストに規定されている、生物多様性の観點を含む保護価値の高い森林の保全狀況や、人権問題の特定などの確認方法につき、WWFを講師に招き説明會を開催しました。同説明會には、雙日の木材関連部署、及び木材関連の子會社が參加しております。また、以下に記載しております目標についても、WWFジャパンのアドバイスを參考にしております。
取り組み
雙日ツナファーム鷹島のマグロ養殖事業におけるIoT?AI実証実験について
サプライチェーン上の取り組み
サプライチェーンに関する『人権』の取り組みについて、ご紹介します。
データ?認証
=木材調達方針 2018年実施調査結果=
2018年の調査結果では、レベルB以上の木材の割合は66%。トレーサビリティの確保のみが確認できたレベルCの木材が34%。トレーサビリティの確保が不十分なレベルDの木材は、目標であった0%を達成しました。