難波中二丁目におけるオフィスビル開発について
2020年11月16日
南海電気鉄道株式會社
雙日株式會社
株式會社日本政策投資銀行
南海電気鉄道株式會社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 遠北 光彥、以下「南海電鉄」という。)、雙日株式會社(本社:東京都千代田區、代表取締役社長 藤本 昌義、以下「雙日」という。)、株式會社日本政策投資銀行(本社:東京都千代田區、代表取締役社長 渡辺 一、以下「DBJ」という。)の3社は、このたび、株式會社ニッピが所有する土地を南海電鉄が賃借したうえで、特定目的會社(會社名:なんば開発特定目的會社)を設立し、大阪市浪速區難波中二丁目においてオフィスビル開発に著手しましたのでお知らせ致します。
本件ビルは、地上 14 階、延床面積約19,700 m2の中規模オフィスビルであり、基準階貸室面積は約960m2(約290坪)、三面採光による開放的かつ整型?無柱のオフィス空間を実現すると共に、低層部には自走式駐車場(172臺)を設けることで、オフィス入居者および周辺商業施設の車両ニーズにも対応しております。また本開発は、南海電鉄難波駅からなんばパークスに繋がる歩行者ネットワークを延伸整備し、ペデストリアンデッキと接続する2階部分には店舗區畫を配置することで、なんば以南エリアの回遊性および界隈性を向上させることを目指しております。
南海電鉄は、中期経営計畫「共創136計畫」に基づき「なんばのまちづくり」「不動産事業の拡大」に取り組んでおり、本開発を推進することで、南海ターミナルビル近接ゾーンにおける都市機能の充実を図ると共に、「グレーターなんば」の創造に向けて開発エリアを拡大させ、エリア全體の魅力向上に取り組んで參ります。
雙日は、社會の持続的な発展?成長への貢獻を全社方針として掲げており、國內外でのオフィス?住宅?工業団地の開発?運営等の実績を活かし、南海電鉄、DBJとともに、本開発を通じてなんばエリアの更なる発展、活性化に貢獻して參ります。
DBJは、本開発がなんばの都市機能強化による地域の自立的発展並びに南海電鉄及び雙日の競爭力強化に資するものであることから、「特定投資業務(注)」による支援を行うこととしました。
(注)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化および我が國企業の競爭力の強化を図るため、國からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的?集中的に供給する業務です。
<資料提供先> 青燈クラブ、近畿電鉄記者クラブ、貿易記者會

【別紙】開発概要等について
1. 開発概要
事業名稱 | (仮稱)難波中二丁目開発計畫のうちB敷地計畫 |
---|---|
事業主 | なんば開発特定目的會社 |
所在地 | 大阪市浪速區難波中二丁目21番2(地番) |
敷地面積 | 2,505.78㎡ |
建築面積 | 2,179.47㎡(予定) |
延床面積 | 19,685.39㎡(予定) |
構造?規模 | 鉄骨造 地上14階 |
建物用途 | オフィス、店舗、駐車場 |
工期 | 2020年11月~2023年1月(予定) |
2. 位置図

3. 外観イメージ

【參考資料】
株式會社ニッピが所有する難波中二丁目の各敷地における開発概要は下表の通りです。
開発概要
A敷地 | B敷地 | C敷地 | |
事業主體 | Centara Osaka特定目的會社 | なんば開発特定目的會社 | 大成建設株式會社 関電不動産開発株式會社 南海電気鉄道株式會社 |
所在地(地番) | 大阪市浪速區難波中二丁目 20番2、21番1 |
大阪市浪速區難波中二丁目 21番2 |
大阪市浪速區難波中二丁目 20番1、21番3 |
敷地面積 | 4,404.72㎡ | 2,505.78㎡ | 2,004.84㎡ |
建築面積 | 3,580.50㎡ | 2,179.47㎡ | 1,131.44 ㎡ |
延床面積 | 39,175.30㎡ | 19,685.39㎡ | 9,337.07㎡ |
構造?規模 | 鉄骨造一部鉄筋??????造? 地上34階 塔屋1階 |
鉄骨造?地上14階 | 鉄骨造?地上9階 |
用途 | ホテル(515室)、店舗 ※センタラ?ホテル&リゾートによるハイエンドホテル |
オフィス、店舗、駐車場 | ホテル(249室)、店舗、駐車場 ※株式會社ホテル京阪による 「(仮稱)ホテル京阪 なんば グランデ」 |
設計者 | 大成建設株式會社 一級建築士事務所 |
大成建設株式會社 一級建築士事務所 |
大成建設株式會社 一級建築士事務所 |
施工者 | 大成建設株式會社 | 大成?南海辰村特定建設工事 共同企業體 |
未定 |
工期 | 2020年4月~2023年3月 | 2020年11月~2023年1月 | 2021 年7 月~2023 年1 月 |
なお、各敷地に関する南海電鉄の事業は以下の通りです。
■A敷地 ??? 株式會社ニッピから南海電鉄が土地を賃借し、センタラ?ホテル&リゾート、大成建設株式會社、関電不動産開発株式會社が出資するSPCに対してこれを転貸する。
■B敷地 ??? 南海電鉄を中心に出資するSPCを設立。株式會社ニッピから南海電鉄が土地を賃借し、B敷地の事業主體である當該SPCに対してこれを転貸する。
■C敷地 ??? 事業主體として、大成建設、関電不動産開発とともに事業を推進する。
南海電鉄は、B敷地をはじめとする各敷地の事業に対して參畫していくことで、なんばエリアの魅力創造?にぎわい創出によるエリア価値向上に、今後も積極的に貢獻してまいります。
【イメージパース】
<鳥瞰パース>

<なんばパークス側からの外観パース>
